スポーツ鍼灸マッサージ指導者講習会(令和元年度8月31日・9月1日開催)

総務部長 森康臣

8月31日・9月1日の二日間、横浜市技能文化会館において開催されました。

1日目の第1部は霞ヶ浦医療センター(講演当時)医師の黒木崇子(くろき たかこ)先生による特別講演で「女性アスリートの健康管理」と題し東大病院がスポーツ庁から委託事業で作成した冊子を提供していただきました。第2部は帝京大学医療技術学部の山本明秀(やまもと あきひで)先生に「検査測定評価」の方法や実際についてお話がありました。第3部はウィルチェアーラグビーの若山英史(わかやま ひでふみ)選手が「障害者スポーツへの関わり 車椅子ラグビー」と題しトレーナーの岩倉瞳(いわくら ひとみ)先生と普段のトレーニング方法や指導法についてお話していただきました。第4部は全鍼師会のスポーツ担当理事の朝日山一男(あさひやま かずお)先生で「アスレティックトレーナーの役割」と題し2020東京大会、それ以後の国体・インターハイ・ねんりんピックへの対応、ドライニードルについてお話がありました。

2日目の第5部はNHKの「みんなで筋肉体操」で指導者としてご出演していた近畿大学生物理工学部准教授の谷本道哉(たにもと みちや)先生で「コンディショニング」と題し間違った体幹トレーニング方法を例に挙げ筋電図のデータで証明されていることなど終始楽しくお話をしていただきました。第6部は東海大学体育学部非常勤講師でスポーツメンタルトレーニング指導士の宍戸渉(ししど わたる)先生で「スポーツ心理学」と題し一流・二流・三流の選手やチームの違いやスポーツだけでなくビジネス・教育にも活用できる方法を紹介していただきました。第7部は筑波大学オリンピック・パラリンピック総合推進室室員、有明医療大学客員教授の宮本俊和(みやもと としかず)先生で「鍼灸実技」で肉離れに対する鍼治療の実技を交えてご指導いただきました。第8部は朝日山一男先生で「マッサージ実技」を行いました。最後に運動指導はスポーツ現場だけでなく近年は、介護予防現場、災害現場へのかかわり方についてお話がありました。